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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

チベット問題ー天台僧の声明文に異議あり

今日ビックリするような声明を発見しました。

ちょっと長いです。
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~~~~~以下引用~~~~~~~~

4月5日11時ごろ、関西テレビの「ぶったま!」という番組で
それは紹介された。

「今週のNEWS20面相」というコーナーで青山繁晴氏が
ニュース解説をするのですが、そこに天台宗の別格本山である
書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)の大樹執事長が
生出演、自らの言葉で声明を出されました。

「いま私たち日本の仏教者の真価が問われています。
チベットでの中国の武力行動によって、宗教の自由が
失われる事に、心から悲しみと止むに止まれぬ抗議を表明せずには
いられません。

私たちはあくまでも宗教者、仏教者として僧侶をはじめとする
チベット人の苦しみをもはや黙って見過ごす事ができません。

チベット仏教の宗教的伝統をチベット人の自由な意思で
守ると言う事が大切な基本です。

皆さんは日本の全国のお坊さんがどうしているのかと
お思いでしょう。

日本の各宗派、教団は日中国交回復の後、中国各地で
ご縁のある寺院の復興に力を注いできました。

私も中国の寺院の復興に携わりました。

しかし、中国の寺院との交流は全て北京(政府)を
通さずにはできません。

ほとんど自由が無かった。

これからもそうだと全国のほとんどの僧侶は知っています。

そして日本の仏教教団がダライ・ラマ法王と交流する事を
北京(政府)は不快に思う事も知られています。

あくまでも、宗教の自由の問題こそ重大であると
私は考えています。

しかし、チベットの事件以来、3週間以上が過ぎてなお、
日本の仏教界に目立った動きは見られません。

中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない。
しないで良いのでしょうか?ダライ・ラマ法王を中心に
仏教国としての歴史を重ねてきたチベットが今、
亡くなろうとしています。

私たちは宗教者、仏教者として草の根から声をあげて
いかなければなりません。

しかし、私の所属する宗派が中国の仏教会関係者から
抗議を受けて、私はお叱りを受ける可能性が高いし、
このように申し上げるのは私たちと行動を共にしましょうと
いう事ではないのです。

それぞれのご住職、壇信徒の皆さんがこれをきっかけに
自ら考えていただきたいのです。

オリンピックに合わせて中国の交流のある寺院に
参拝予定の僧侶もいらっしゃるでしょう。

この情勢の中、中国でどんなお話をされるのでしょう。

もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないのならば
私たちはこれから、信者さん檀家さんにどのような事を
説いて行けるのでしょう。

私たちにとってこれが宗教者、仏教者であるための
最後の機会かも知れません。

~~~~~~以上引用~~~~~~~~

引用元 徒然えふぇくとーTSUREZURE Effectー 美加。さん経由

参考の動画

書写山圓教寺  大樹玄承執事長がテレビ出演しチベット問題へ声明文

天台宗トップの住職がチベット問題について涙ながらに語る

日本の仏教者はチベット問題について
あまり発言してきませんでした。
その意味では英断だと思います。

ただ、一部違和感を感じるところもあります。

~~~~~~以下引用~~~~~~~

皆さんは日本の全国のお坊さんが
どうしているのかとお思いでしょう。

~~~~~~中略~~~~~~

しかし、中国の寺院との交流は全て北京(政府)を
通さずにはできません。ほとんど自由が無かった。
これからもそうだと全国のほとんどの僧侶は知っています。

~~~~~以上引用~~~~~~~

この辺りは事実と異なるでしょう。

日本の仏教界にとって、中国の仏教界との交流などは
対して重要なことではありませんし、
それ以前に中国は社会主義国です。
その中国にまともな仏教など残っていると
考えているのでしょうか?

さらにチベットは中国が50年前に侵攻して以来、
信教の自由など失われていると思います。

その証拠にダライ=ラマが海外にいるのではないですか?

むしろ、日本の僧侶が二の足を踏んで知るのは、
この問題が政治問題だからではないですか?

日本の僧侶は、政治的でないことを求められ、
政治的であることによって、宗教的には
マイナスにしかなりません。

ちなみに、このサイトも政治的日記が多くなるにつれて
常連読者が減りました(苦笑)

この天台僧の発言には称賛する声が多いですが、
私は無条件には賛成できません。

ただ、何故かは知りませんが、
ここまでチベット問題について仏教者からの
書き込み等が少ないとえらく不安になります(汗) ゆうき

最終更新日 2008年04月06日


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